***2010年5月26日***
「公判通知が届きました」との連絡が来ました。
罪名は、自動車運転過失致死傷罪です。
待ち望んでいた公判起訴になった事を報告させていただきます!
『なぜ はるかが事故にあったのか 真実を知りたい。
加害者が罰金刑で終わるのは許せない。
裁判をすることで、加害者が何事もなかったような態度でいる事を、
事故のことを世間に知ってほしい 反省してほしい。』
その強い想いで、愛娘の死と正面から向かい合い続けてきたご両親。
被害者参加制度を行使し、これから裁判準備に入ります。
***2010年6月11日***
公判日程が決まりました。
第一回公判
平成22年7月22日 午後3時10分
和歌山地方裁判所 101号法廷 (南別館2階)
罪状認否 と 加害者の情状証人に警察官の父親がでてきました。
また、被告人質問が行われました。
加害者の前科前歴に驚きです。
事故直前に行政処分を受け講習を受けたにもかかわらず、
すぐに死亡事故を起こしていたのです。
なぜ 違反を繰り返しているのか、反省はしていないのか、
被害者になぜ謝罪しないのか、
衝突地点が、実況見分調書と警察官の父親に説明した内容と違うことも判明。
この事を踏まえ、次回公判ご遺族は意見陳述、論告・求刑を行います。
第二回公判
平成22年8月10日 午後1時30分
お母さんが意見陳述、お父さんと参加人弁護士の論告・求刑を行いました。
お母さんは意見陳述において
「ブレーキ痕も無いのに、どこでブレーキを踏み衝突したかなど完璧な調書が出来ている」
「はるかは反論したくても反論できない」
「被告からの手紙はたったの3行。誠意が見られず、遺族の苦しみを理解していない」と訴えました。
被告側は「黄色信号で止まることは、距離的に困難だった」
「制限速度10㎞うわまわっただけで被告人の責任だけにするのは妥当ではない」
「事故後搬送時からの治療費が病院へ支払われている」
「事故当日の帰りは急いでいない、今後は父親が本人を監督する」と主張。
執行猶予判決を求めました。
人ひとりの命を奪ったという重大な事実を軽んじる被告側の言葉で
被害者は、また苦しみを1つ背負います。
そのような裁判がいつまで繰り返されるのでしょう・・・