民事裁判


被告および運送会社を相手取り、平成18年7月28日民事提訴しました

目的はただ1つ。
民事裁判で真実を明らかにすること。
でも当時は正直、刑事事件が解決していなかったので,
事故態様の主張を除いてすべて弁護士任せの
賠償金額すら知らない状況での民事提訴でした。

刑事裁判に全てを掛けていたので、
民事裁判に目を向けない状況でしたが
時効も迫ってい事、刑事裁判が終結するまで
「民事裁判は進行しない」との事情を聞きお任せしました。


しかし刑事裁判と同時に
民事裁判にも立ち向かわなければいけない状況が発生。


〜被告側保険会社から提訴される〜

札幌地方裁判所岩見沢支部での判決で、執行猶予判決が出た途端
相手が提訴してきました。
私どもは札幌地方裁判所に提訴していましたが
相手は、岩見沢支部に訴えを起こしたのです。
執行猶予判決を出した岩見沢支部に。

『被告 白倉博幸 白倉裕美子』の訴状が届いたときの驚きと、
訴状内容を見ての怒りは忘れられません。

訴状内容           原告 損保ジャパン
                   被告 白倉博幸 白倉裕美子
訴訟物の価格・・・・・1.958.864円

請求の趣旨・・・・・被告らは、原告に対し各97万9423円およびこれに対する本訴状送達翌日から支払済まで年6分の割合による金員を支払え。
訴訟費用は被告らの負担とするとの判決および仮執行を求める
          1.958.964円の内訳
  1 被告の休業補償費など・・・・・1.471.062円
  2 路面清掃費・・・・・103.330円
  3 電柱修理費・・・・・384.472円

入院しなくてもいい怪我で入院、人を殺しておきながら
約150万円もの保険金を受け取って
のん気に生活していた男に、なぜ私たちが補償しなければならないのか。
路面清掃費も、美紗の血痕で汚れたからだというし、
電柱修理費も被告が勝手に反対車線に飛び出してぶつかって折った物。
全て理不尽な請求であり絶対に許せません。



民事裁判は「自分たちの持っている証拠を採用できる」

警察が持っていないたくさんの証拠を基に、徹底的に争う。
そして、どこまでも被告に優しい現状を変えたい。
最高裁で「5%」、差し戻し審で5%とされたけれど
最高裁まで争った土場俊彦君のご両親が訴え続けてきた、
地裁・高裁で認められた「逸失利益 3%」妥当と主張します。
最高裁で5%と判例が出たからと諦めません。
金額で争うなら「5%単利」でも逸失利益額はさほど変わらない。
でも、自分たちは『3%』にこだわる。
土場さんの頑張ってきた姿をみてきたから。
その中でも私たちを一生懸命支援してくれたから・・・・・


民事裁判の法廷には、美紗の遺影も一緒に
『原告席』に座り、一緒に裁判を闘っている。
もちろん遺影だけではなく、美紗本人も一緒に法廷にいる。
美紗と一緒の裁判を認めなかったのは、札幌高等裁判所だけです。