逮捕容疑は同日午前3時45分ごろ、酒を飲んだ後に車を運転し駐車場から出庫。
自転車2台をはね、大阪市浪速区大国の看護師、河本恵(けい)果(か)さん(24)を
外傷性くも膜下出血で死なせたほか、同区大国の女性会社員(24)に左腕骨折の重傷を負わせたとしている。
同署によると、白坂容疑者は容疑を認め、
「自転車に気付くのが遅れ、アクセルとブレーキも踏み間違えた」と話しているという
起訴状によると、白坂被告は5月11日未明、大阪市中央区の飲食店で飲酒後に車を運転。
自転車に乗っていた同市浪速区の看護師、河本恵果(けいか)さん(24)をはねて死亡させ、
友人の林優花さん(24)ら2人に重軽傷を負わせたとされる。
被告の呼気からは1リットル当たり0・2ミリグラムのアルコールが検出された。
府警は白坂被告を過失致死傷などの容疑で逮捕し、罰則の重い危険運転致死傷に切り替えて送検したが、
地検は「正常な運転が困難な状態と立証するには状況証拠が乏しい」として過失致死傷罪で起訴していた。
上申書提出後に記者会見した河本さんの母、友紀さん(43)は
「検察の説明に納得がいかない。正しい罪名で裁判をやり直してほしい」と言葉を詰まらせた。
林さんも「悪質な飲酒運転がなぜ過失なのか。世間(の感覚)との矛盾がある」と訴えた。