執行猶予判決に対し、遺族は控訴を要望するも・・・・・


何とか控訴してもらいたい、真実での裁判を行ってほしい。
その上で、判決を聞きたい・・・

ご両親は、控訴を求める署名活動を開始しました。
控訴期限までに提出した署名数は41160筆以上。

「これだけ多くの人が、判決はおかしい」
「飲酒運転なのに、なぜ執行猶予なのだ」
「罰が軽すぎる」・・・

そんな気持ちが、署名してくれた皆さんの気持ちでしょう。


毎日、署名活動をしながら
検察庁へ控訴を要望する書面を、何通も何通も提出。
担当検事から、今回の判決についての説明を受けたいと
何度も検察庁へと訴えても、門前払い。

それでも、諦めることなく動き続けたご両親。


でも、長野地検はこの署名数の重みを考えることもなく
担当検事は、遺族から逃げ回り
何の説明もないまま、控訴しない決定だけが伝えられました。


この事件は「禁固3年 執行猶予5年」が
確定してしまったのです。

最 高 検 企 第 4 3 6 号  平成26年10月21日
検事長 殿 検事正 殿
                         次長検事 伊丹俊彦

犯罪被害者等の権利利益の尊重について(依命通達)

((この事件に大きくかかわる部分を一部抜粋))


公判における検察官の主張・立証の内容に関する説明等について

(1) 被害者のある事件を公判請求した場合には、当該事件の被害者等の要望に応じて、
事案の内容、捜査・公判に支障を及ぼすおそれや
関係者の名誉・プライバシーを害するおそれの有無・程度等を考慮しつつ
適宜の時期に、公判における検察官の主張・立証の内容を分かりやすく
説明するよう努められたい。


また、このような説明に関連して、被害者等の要望がある場合には
、関係者のプライバ シー保護に適切に配慮した上で、
起訴状記載の公訴事実等の内容を記載した書面や冒頭陳述の内容を記載した書面を交付されたい。


公判において主張・立証する事項に関する要望に対する配慮について

被害者等から、検察官が公判において主張・立証する事項についての要望が示された場合には、
適正・迅速な公判の進行を旨としつつ、法と証拠に照らして相当と認められる範囲で、
このような要望にも十分に配慮した主張・立証に努められたい。

この場合において、
法と証拠に基づいて十分に検討した結果、被害者等の要望に沿う主張・立証を
行うことができない場合
には、事案の内容、捜査・公判に支障を及ぼすおそれや
関係者の名誉・プライバシーを害するおそれの有無・程度等を考慮しつつ、必要に応じて、

その理由について丁寧に説明し、被害者等の理解を得るよう努められたい。



判決を踏まえての対応について

判決があった場合には、被害者等の要望に応じ、判決内容につき十分な説明をするとともに、
上訴に関する事項についても必要かつ適切な範囲で説明を尽くすよう配意されたい。


また、判決に対する上訴の要否を検討する際には、必要に応じ、
被害者等から意見聴取を行うなど、適切に対応するよう配意されたい。


特に、
被害者等から判決に対して上訴をすることを要望された場合において、
法と証拠に基づいて十分に検討した結果、上訴をしないこととしたときは

事案の内容、捜査・公判に支障を及ぼすおそれや関係者の名誉・
プライバシーを害するおそれの有無・程度等を考慮しつつ、
その理由を分かりやすく説明し、被害者等の理解を得るよう努められたい。


事件の処理、公判における主張・立証又は上訴に関する判断について
                    の不服申立てへの対応について

検事長、検事正及び区検察庁の上席検察官は、その指揮監督する検察官による事件の
処理、公判における主張・立証又は上訴に関する判断について、
被害者等から不服の申立てを受け監督権の発動を促されたときは、迅速に所用の調査を行い、
検察権の適正な行使を旨としつつ、事案の内容等を勘案し、
必要に応じ、当該判断の適否を再検討するなど、 適切に対応するよう配意されたい。



10
上訴審における対応について

上訴審においても、必要かつ適切な範囲で、以上に準じた対応がなされるよう配意されたい。
また、捜査段階並びに第1審及び控訴審の公判段階における検察官及び
検察事務官による被害者等に対する対応状況等が、
上訴審を担当する検察官及び検察事務官に適切に引き継がれるよう配意されたい。


以 上

 

この通達は、何のために出されたのか聞きたいと思っています。

何一つ、守られていないじゃないですか!!!!


ご遺族は、今日、今現在も「公判検事からしっかり説明を受けたい」と訴え続けていますが
長野地検は、小林聖一副検事を隠し一切、遺族と接触させず
「組織として、決まったことだ!!」と繰り返し、未だ説明義務も果たされていません。


なぜ、担当検事を隠すのか・・・
なぜ、説明しないのか、意見を聞いてくれないのか。
高裁、最高裁はこの実態をどう思っているのか・・・

遺族の闘いは、まだ終わりません。
動きがあり次第、ホームページへのアップを続けていきますので
どうか、皆さんも厳しい目で検察庁を見ていてください。ご遺族を応援してあげてください!