闘い続けたこの5年6か月・・・
刑事裁判は、納得のいく内容とはほど遠く
判決内容も、裁判そのものに対する不信と不満で一杯でした。
その悔しさを晴らしたく、
また真実と美紗の名誉の回復、尊厳を守りたいと提訴した民事裁判。
しかし加害者側からも、逆に損害賠償請求訴訟を起こされました。
正直、とてもショックでしたが、
私たちはこれまでやってきたことの全てを、そして想いを出し切りました。
悔いのない裁判であったと思っています。
民事の判決と美紗の20歳の誕生日と大きな節目を迎える・・・・・
この節目、私たちは「美紗に会いたい」と考えました。
成長を想像し続けてきたこの5年6か月・・・
今年の成人式の日はテレビも新聞も見れませんでした。
想像することが、出来なくなるほど年月が過ぎているという事です。
そんなとき
そんなとき
「アトリエNOKO」 http://www.hi-net.zaq.ne.jp/noko/
という、肖像画を描いていただけるアトリエと出会いました。
14歳の美紗の写真、着せたい服、してほしい髪形などを送り
「薄化粧にしてください」「マニキュアの色は・・・」
というわがままも優しく聞いて下さいました。
14歳の写真から、20歳へ成長した姿を書いてください
という希望を叶えてくれました。
「このような感じでどうですか?」と納得できるまで対応して下さいました。
そして、アトリエNOKOさんが書いてくださった美紗です!!
これが、成人した美紗
成人になった美紗へ 2009年3月7日
美紗をこの胸に抱いてから、もう20年になるんだね。
小さくて壊れそうで、だれが教えたわけでもないのに母乳を飲もうと探してた。
分娩台の上での、美紗との対面のときうれし涙が溢れてきました。
仕草の一つ一つが可愛い。表情の一つ一つが愛おしい。
笑った、泣いた、座った、立った、話したとすべてがお祭り騒ぎ。
幼稚園、小学校、中学校入学・・・
成長の全てが楽しみで、嬉しくて。
美紗の人生のこれから・・・高校進学、留学、就職、結婚、孫の誕生と
私はずっとその姿を見続けることができると信じていました。
でも、そんなささやかな日常が奪われた。
一人の男に。1台のトラックに。
普通が普通でなくなることは簡単だったね。
一瞬の事で美紗、状況わかってる?
痛くて怖い事だから、わかっていないほうがいいのかもしれないけど。
家族は事件を鮮明に覚えています。
加害者に対する憎しみも何一つ薄れてはいません。
悲しさも苦しさも辛さも、薄れていくことがない日々です。
その気持ちは、一生持ち続けるよ。