この事件で、20年連れ添った大切な方を亡くした女性は
美紗のホームページにメッセージをくれました。
私から返事が行くとは思っていなかったそうですが
お付き合いは、始まりました。
何ができるかわかりませんが、
辛く苦しい想いは一緒・・・
未だどこかで平然と暮らしている加害者の存在。
「なんで命が断たれたのか」を知りたいのに
知ることもできず、捜査が行われているのかもわからない。
せめて、「捜査」をしてほしいとの思い。
彼女の一生懸命な想いが詰め込んだ上申書で
状況に少しずつ変化がありました。
警察はあえて、画像の荒い写真を公開しています。
防犯カメラには、はっきりと女性の姿も
メガネではなくサングラスである事、
ウエストポーチをつけている事も見れるほど
はっきりとわかるものを持っているそうです。
「防犯カメラの映像を公開する」とした約束を守らず
あのような静止画の公開・・・ヾ(▼ヘ▼;)
「そう言ったつもりはない」という言いわけは通りません。
誤解を与える言い方、言動だったから
「防犯カメラの公開がされたら、事件解決に近づく!」と
大きな期待を抱き、でも実際が全く違う状況となれば
またそこで、大きく失望し苦しむのも遺族なのです。
警察はいま、犯罪被害者等を講師に
「命の大切さ」を伝えるため、中高生対象の
講話を全国で行っています。
私も講師の一人です。
子供たちに犯罪被害者の体験を伝え
命の尊さ、大切さを伝えるのもとてもいい取り組みだと思います。
だた・・・
捜査に一番最初に関わる警察です。そこで1つ間違えれば
取り返しのつかない状況になる可能性も出てきます。
犯罪捜査を遺族が、被害者が捜査に不安に思うことなく
また、遺族等に対しても真摯に真剣に向き合う事が
必要だということも、忘れられては困るわけで・・・
「警察が犯罪被害者等を不安にさせるのは、如何なものでしょうか。」
ということです。
警察にとっては、「数多くの事件の1つ」でしょうが
遺された者にとっては『唯一無二』なのです。
命に差は無いのであるなら
「交通事故件数が多い」事は全く理由にならないのですよ!
戻らない命・・・たった1つの大切な命を奪った人間を
見つけ出してほしいと願っています。